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ビオトープのメダカを増やすための試行錯誤

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2021年は10月まで30度を超える日が続いたのですが、その月の下旬になると急に温度が下がりました。

メダカを心配しながらも簡単な寒さ対策しか行いませんでしたが、そのせいで少数のメダカが星になってしまいました。

2022年は10月のはじめには室内に入れて、冬越しをさせたいと思っています。

メダカたちにはボウフラを食べてもらいたいので、数が少ないと困ります。

4月にビオトープの掃除をした際にメダカを確認したところ、どうもメスがいないように見えました。

ネットの情報を頼りに素人が見たので不正確だとは思いますが、もしメスがいないとしたらメダカは減るだけでいつかはいなくなってしまいます。

そこでチャームでメダカを購入して、手をかけて増やそうと考えました。

産卵床を用意する

2021年はホテイアオイを入れて2匹のメダカが大人になりました。ホテイアオイは丈夫で手がかからないのですが、すだれで日光を遮っている本年では、入れるスペースがありません。

また、ホテイアオイを入れるとスネール(小さい貝)がほぼ入るので、室内の水槽で増え続けるドワーフフロッグビットを10株ほどトロ舟ビオトープに入れました。

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産卵床を交換する

10株入れたドワーフフロッグビットはしばらくして下の写真ほどに増えました。間引きをして減らそうかと思った時に、重大なことに気が付きました。

増えすぎたドワーフフロッグビット
産卵床をすてるの?

メダカの卵がついているか1株ごとに確認をして間引きをする。ドワーフフロッグビットの根は細かいひげが生えていて、水分がまとわりつきます。そこに透明なメダカの卵が付くので、おじさんの目には識別が大変困難です。

早いうちに作戦を変更したほうが、損失は少ないだろうと思い、ドワーフフロッグビットは全て取り除きました。

変わりに良いものは無いか探したところ、セリアに簡単に作れる産卵床が売られていることを知りました。

セリアの産卵床

緑色のスポンジが12枚入て110円、ピンク色の浮きが12個で110円。220円で12個の産卵床が作れます。

スポンジを切って浮輪に差し込むだけです。

丁寧に説明されているブログを拝見すると、長い方を上下にしてできるだけ細く切ると卵を良く取れると書いてありました。

孵化用の発泡スチロールの容器
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チャームの発泡スチロールの容器で育てる

メダカを買ったときの発泡スチロールを取ってあったので、それを使って孵化させようと思います。

この文章を投稿する時点で1匹の稚魚が確認できました。

毎日のように卵を生んでくれているので、グリーンウォーターを用意して稚魚が大きくなれる環境を作れたらと思います。

現在ビオトープにいるメダカはヒメダカ・楊貴妃・真っ黒・銀色のラメ・赤茶色のまだら模様、といろいろです。名前のわからないメダカはチャームにてミックスメダカとして購入しました。

長生きしてくれたらメダカの見た目は気にしません。元々の目的が庭の蚊を減らすことなので、ある程度の数が元気にしてくれたらそれで良いと思っています。

15匹ほどいるメダカの中で卵を持っているのはヒメダカ・銀色のラメ・赤茶色のまだら模様の3匹です。

ヒメダカは2年以上生きているので、産卵はせずにゆっくり暮らしてほしいと思うのですが、私の思いは伝わりません。

メダカの卵は手で回収して産卵床へ付着させる

メダカの卵を飼育容器の底に落としてしまうと、カビが生えて孵化率が下がるという説を読んだので、セリアの産卵床に下の写真のように付着させてみました。

産卵床に産み付けられたメダカの卵

親メダカの入っているトロ舟に3つの産卵床を入れ、そこから採取した卵を発泡スチロールの産卵床に手で移動させます。

産卵床からとった卵が再度産卵床に付着するのかと思ったのですが、問題なく再付着するようです。

酸欠に気をつける

針子はとても弱いので水換え禁止だそうです。メダカは水流にも弱く、それは大人になっても変わりません。水流があると逆らって泳ぐ本能があって、最悪の場合は疲労で命を失ってしまいます。

ということは人工的に酸素を加えるブクブクの使用も、酸素供給にもなる水換えもできないことになります。

発泡スチロールの水量は6リットルほどでしょうか、針子を大きくして1cmまでそこで育てるとして20匹くらいが限界になるのではと思います。

実際には1cmの大きさになったメダカからトロ舟ビオトープに移動させるつもりなので、30匹くらいの針子が孵化したら、別の容器を用意しようと思います。

水の汚れに気をつける

人間の思う飼育水の汚れと、メダカの成長にとっての汚れの違いを分けて考えようと思いました。

針子の成長に役立つ植物プランクトンのグリーンウォーター、よく見ると動いている正体不明の生物は針子のエサとなります。

飼育水を直射日光に当てていれば、水が汚れて針子の成長を阻害することはなさそうです。気をつけなければいけないのはエサの入れ過ぎで水を汚す事だけでしょう。

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エサは針子用のものを用意する

初めは親メダカ用のエサを指ですりつぶしたり、紙に挟んでこすって小さくしたりしながら餌やりをしていました。針子の数は減ることもなく徐々に大きくなっているので、エサやりに関しては問題ないのですが、食べ残しといいますか、針子の口に入らないエサが大量に残ってしまいます。

大きめのさじですくって捨てていたのですが、高いものではないので稚魚用のエサを購入しました。

このエサにはスポイトのような容器が付属していて、それを使っても少量の餌やりができますが、私は爪楊枝でごく少量をすくい取って与えています。

常にエサを食べられる状態にするのが理想ですが、そうも行かないので、できるだけ理想に近づけるようにしたいです。

この投稿を書いている時点で針子の数は20匹を超えました。全体の写真を撮影したかったのですが、iPhoneを使った私の腕では上手く行きませんでした。

ドワーフフロッグビットにピントを合わせて撮影した写真が下のものになります。ドワーフフロッグビットの葉は1cm未満なので針子はとても小さいです。

メダカの針子

ここまで飼育して思ったのは、容器はもっと大きいほうが良かったということです。採取した卵はほとんどが孵化するので、考えていたより多くの針子が育ちそうです。

想像以上にメダカが増える

想像していた以上に針子が順調に育って、どう見ても容器が小さくなってしまったので、近くのホームセンターで22リットルの容器を購入しました。

NV-BOXという名前で売られていた長方形の容器です。調べてみるとメダカの飼育によく使われているみたいで、トロ舟と同じく紫外線に強くて頑丈のようです。

nvbox

正確には数えられないのですが、少なくとも50匹はいるので発泡スチロールの容器が1つでは無理と判断しました。

メダカを針子から育てようとするのは今回が初めてになります。

どのくらいの卵から無事に成長するのか分かりません。そこで卵に白カビがついて孵化しなかったり、孵化しても大きくならなかったりした時に備えて、多めの卵をトロ舟から別容器に移しました。

順調に孵化を続けて、30匹を超えたくらいで発泡スチロールの容器を2つにし、1cmを超えた稚魚はメインのトロ舟に移せば、容量を増やさなくても飼育が続けられると考えていました。しかし1cmを超えた稚魚を捕まえることができません。

2つの発泡スチロール容器

針子はコップで簡単に掬えるのですが、大きくなると素早くて捕まえられなくなってしまいます。網で追いかけると針子が潰れそうで試すこともできません。

これ以上孵化させるつもりは無いので、大きくなった稚魚に生まれたての針子が食べられる心配は無いと考えて、捕まえることは諦めて大きな容器で育てることにしました。

稚魚のサイズ分けについて調べる

コップを近づけると素早く逃げる稚魚を見て、どうすれば掬って移動ができるのかを知りたいと思いました。

こういう時に役に立つのがYoutubeですね。動画で親切な方がメダカのサイズ分けの方法や意義を説明してくれます。

動画を見てみるとサイズ分けはもっと大きくなってからするらしいです。なるほど、大きくなれば網が使えますね。

1cm超えたら親メダカと一緒にしても大丈夫というだけで、水量が多ければそのまま育てれば良いというこでしょう。

実は、すでに2匹の1cmを超えた大きさの稚魚を親メダカがいるトロ舟ビオトープに入れたのですが、追いかけられることもなく元気でやっています。

せっかく生まれた命ですから、元気に大きくなって貰いたいです。

その後黒い針子が1匹生まれて喜んでいると、数え切れないほど孵化してくれました。想定より多くて、大きくなったらどこで飼おうか悩みますが、せっかく生まれた命なので元気に大きくなれるように願っています。

今の所は順調に成長しているようなので、日々の世話について書き留めたいと思います。来年も増やすことがあったらきっと忘れていると思うので、これを読み直したいと思います。

この投稿を書いている時点で行っている世話のやり方なのですが、気がついていない事や後で後悔するようなことが含まれている可能性があります。

孵化した針子をそだてるのは初めてのことで、調べてもわからないことも多いです。メダカの飼育を色々と経験しながら正しい方法を知れたらと思います。

日々の餌やり

餌は1日に3回与えています。時間は8時、12時、16時です。

室内の水槽用に購入して余っていた光合成細菌PSBと稚魚用のスドーの餌を与えています。PSBは朝に1回3ccほど入れていましたが無くても問題ないと思います。

餌の量は食べ切れるサイズが理想だとは思いますが、水換え用の飼育水がいつでも取れる本水槽のトロ舟ビオトープがあるので、餌を多めに入れています。

水質の管理

植物プランクトンを増やすために容器には何も入れていませんでした。

底床をたくさん入れると、バクテリアが繁殖してグリーンウォーターにならないのは、本水槽で経験しました。

いつの間にかミナミヌマエビが増えていたので、捕まるところがないと可哀想だと思い、少数のドワーフフロッグビットを後から入れました。

今年は6月中から異常なほどの高気温なので水の蒸発が早いです。本水槽から減った分の飼育水を足して水量が減らないように気をつけています。

梅雨時期だというのにほとんど雨は降らなかたのですが、雨が続く場合は飼育水が酸性に強く傾く恐れがあるので、カルキを抜いた水道水で水換えを行う必要があるようです。

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稚魚の選別について

稚魚の大きさを揃えることで成長の速度を上げることができるらしいので、全体的に大きくなったらサイズ分けを行おうと思います。

現状で1cmを超える稚魚も増えてきたので、本水槽に移したいところですが、動きが素早くて捕まえられないので諦めました。

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日照のコントロール

以前室内でメダカを飼ったことがあり、その時感じたのがメダカは日光に当てて飼うものだと言うことでした。その時のメダカは今でもビオトープの本水槽にいますが、生まれた稚魚は大きくなること無く消えてしまいました。

直射日光を浴びることで成長できるメダカですが、今年の日光はあまりにも強いので隠れ場所を作ることにしました。

メダカや植木の日除けにぴったりなのは簾(すだれ)です。ホームセンターや100円ショップなどに安価で売られています。

容器の半分ほどに簾をかけて、直射日光を避けた部分を作っています。

ただこれが何か効果がある物なのかはよく分かりません。本水槽に簾を掛けて、隠れ場所を作っていたので同じ事をしてみました。

トロ船の本水槽に簾を掛けたきっかけは、庭に出てみると足の長い鳥がビオトープに長いくちばしを入れて、何かを突っついているのを見たからです。見たときにはとても驚きましたが、鳥も私の姿に驚いて逃げて行き、その後は見かけることはありません。

それ以来メダカが、ビオトープに入れている植木鉢の影から出てこなくなったので、もう少し大きい隠れ場所を作ってやろうと思い、簾を掛けたのでした。

正直なところ、どのくらいの日差しが稚魚にとって最適なのかは分かりませんが、飼育水の温度が上がりすぎて全滅しないように、保険の意味で簾を使っています。

小さすぎる容器は水温が安定しない

夏になり日差しが強くなったある日、発泡スチロールの水温を確かめたところ、明らかにNV-BOXより高くて大反省。直射日光が当たる時間は長くない場所に置き、すだれを半分掛けていたので大丈夫だと思いこんだのが誤りでした。

気のどくなことをしてしまったのですぐ対応します。

容器を北側の気温の低い場所に移し、しばらくして水温を下げてから、NV-BOXにメダカを移すことにしました。

発泡スチロールの容器には、産卵床に一緒に付いてきたミナミヌマエビも成長し、大きくなっていたのですが、ミナミヌマエビはトロ舟へメダカはNV-BOXへの移動です。

以前、稚魚が元気すぎて網ですくえない、すくう方法が見つからないと書きましたが、試すうちにやっと見つかりました。

その方法は庭の水やりに使う柄杓を使うやり方です。1匹を小さな網ですくおうとすると捕まらないので、容量の大きい柄杓で何匹もすくってしまいます。

複数の稚魚が柄杓に入るのですが小さい稚魚は水の流れに逆らう力が大きい稚魚より小さいので、飼育水を戻せば大きい稚魚が柄杓に残ります。

網で稚魚の体が痛むこともなく安全に移動させられます。

大きくなる稚魚と大きくなれない稚魚

ほとんどの稚魚が順調に大きくなっている一方、いつ見ても同じ大きさの稚魚がいます。すでに採卵をやめてからだいぶん日にちが経過しているので、新しく生まれたものではないと思います。

元気はあって餌もよく食べているように見えるのですが頭以外は細くて、何より大きさが変わらないように見えます。

せっかく生まれてきたのだから大きくなって寿命を全うしてほしいと思うのですが、今の所手立てがありません。

このちびたちがいなければ針子用の粉餌ではなく、すりつぶした大人用の餌を使えるのですが、しばらくは針子用の餌との併用をするつもりです。

グリーンウォーターをタニシへ

画像のようにNB-BOXの飼育水は緑色になっています。トロ舟のタニシが餓死しないようにグリーンウォーターを作っていましたが、今はその手間は要らなくなりました。

おそらく粉餌の残りが多いのでしょう、毎日5リットルほどトロ舟の飼育水と交換しても緑色が薄くなる気配がありません。

NV-BOXのグリーンウォーターを入れたトロ舟は濁ったようになるのですが翌日には透明に戻っています。タニシが繁殖し大きくなって、より栄養が必要になったのだと思います。

グリーンウォーターで育つメダカの稚魚

温帯すいれんの花芽

トロ舟の方には昨年買った温帯すいれんを植えています。去年の7月に植えて今年の3月に植え替えたときには、全く成長してなかったのですが、今年は日々葉が出る位置が移動し茎が伸びているのが分かりました。

葉も大きくなって今年は咲いてくれるかなと期待していたら花芽が出てきました。

写真には写っていませんが花目は2つあります。ホームセンターで「温帯すいれん」とだけ書いて売っていたものなので、花の色や形は分かりませんがどんな花を見せてくれるのかとても楽しみです。

温帯スイレンの花芽

諦めていたすいれんの花が咲いたこともあり、トロ舟を追加することにしました。

前回購入したホームセンターで同じものを買おうと思って、80リットルのトロ舟を手に取ったところ値段がかなり高くなっていました。

車のトランクに入れようとしたところ、前回は入ったのに今回は入りません。よく考えると重量も増えているように思います。

ホームセンターから家に帰る道中に気が付きました、前回買ったのは80リットルではなかったことを。

横に並べると一回り大きさが違います。

タニシの生活環境を整えたい

赤玉土は値段が安く、ある程度の硬さがあり、多孔質なのでバクテリアが多く住み着き水が透明になりやすいです。

しかし、飼育水を酸性に傾けやすくタニシにとって良い環境にはなりません。

酸性を中和するためにアルカリ性のカキ殻を加える方法があるのですが、一度にたくさんのカキ殻を加えるとメダカにダメージを与えてしまいます。

PHショックと言うらしく、アルカリ性から酸性に傾かせるより逆のほうが生体の害になるそうです。

メダカは強い生物なので弱酸性でも弱アルカリ性でも元気にしていますが、急にPHを変化させることは命に関わります。

そこで今回は赤玉土の使用はプランターとすいれん用だけにして、底には別のものを敷きたいと思います。

そうすることで酸性への傾きを小さくして、少量のカキ殻を追加することで、タニシにとって住みやすい環境を作りたいと考えました。

80リットルのトロ舟

80リットルのトロ舟に植えている植物はすいれんとウォーターバコパとドワーフフロッグビットの3種類です。60リットルのトロ舟から移動させたすいれんは、明らかに窮屈だった状態から広々と葉を広げられる環境に変わりました。

飼育水がグリーンウォーターになっているのは22リットルのNV-BOXの飼育水を稚魚たちと一緒にすべて移したのが理由です。

タニシは見つけ次第この80リットルトロ舟に入れています。上でも書いたように、酸性に傾き過ぎないのはこちらの飼育水だと思うので、より良い環境への移動です。

80リットルのトロ舟

60リットルのトロ舟

60リットルのトロ舟の植物は八重オモダカとナガバオモダカとウォーターバコパの3種類です。肥料は全く入れずに水足しだけで管理している飼育水の栄養分を吸収してもらっています。

赤玉土が14リットル入っていますが、タニシの状態を見ると入れすぎのようです。底砂を赤玉土ではなく砂か砂利に変えようと思いました。

最後までお読みくださり、誠にありがとうございます。

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このブログを書いている人

管理者 ほんだ

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