ヘッドフォン出力付きDACを探す!機能比較でオーディオ環境を構築
アンプを久しぶりに買い替えて、オーディオ機材の構成が大きく変わりました。前回はフルデジタルアンプというものを使ってみたくてDENONの製品を購入しましたが、今回はWiiMで出力した音源をDACを経由しアンプに繋ぐ構成になりました。

DACとは?
DAC(Digital to Analog Converter)は、デジタル信号をアナログ信号に変換する装置です。オーディオ機器において、CDやストリーミング音源などのデジタル音声データを、人間が聞けるアナログ音声に変換する役割を果たします。高品質なDACを使用することで、音質の向上やノイズの低減が期待できます。DACは単体の機器として販売されるほか、アンプやオーディオプレーヤーに内蔵されていることもあります。
近年のDACは、以前のようにコンデンサや抵抗を組み合わせて回路を構築するアナログ方式ではなく、専用のDACチップを搭載するデジタル方式が主流となっています。このDACチップは、非常に小型でありながら高精度な信号処理が可能で、オーディオ機器の性能向上に大きく貢献しています。
特に、DACチップの性能が年々向上していることから、現在では安価なオーディオ製品でも高音質を実現できるようになりました。例えば、ESS Technologyの「ES9039Q2M」やBurr-Brown(Texas Instruments)の「PCM1795」などは、非常に高いダイナミックレンジと低い歪み率を誇り、ハイレゾ音源の再生にも対応しています。また、AKM(旭化成エレクトロニクス)の「AK4499EX」シリーズは、特にハイエンドオーディオ機器に採用されることが多く、その音質の評価は高いです。
このような技術の進化により、かつてはハイエンド機器にしか搭載されていなかった性能が、現在ではエントリーモデルの製品にも広く普及しています。その結果、より多くの人が手軽に高音質な音楽体験を楽しめるようになっています。
価格と機能について
価格面で考えると10万円で最高クラス、4万円で性能十分と言った感じでしょうか。上を見れば切がないのがオーディオの世界ですが、DACに関してはデジタル製品とも言えるので、アンプほど高価格帯の製品はありません。
機能といってもはリモコンの有無と自動での電源を入れる機能についてです。電源をつけるのには
- 製品本体
- リモコン
- 12Vトリガー端子
を使って行います。一部メーカでは3.5mm端子を繋ぐことで自動で電源を入れることができます。WiiM Proではトリガーout端子がありアンプやDACに接続すれば、WiiM Proの起動に連動できます。
リモコンがあれば音量のコントロールや入力ソースの切換などができます。
- アンプで音量をコントロールする場合
- DACで音量をコントロールする場合
アンプで音量をコントロールする場合はDACは最大出力で固定するか、ボリュームの機能が無いものを選べます。アンプにボリューム機能がない場合はDAC(DACのプリアンプ機能)でコントロールすることになります。
出入力端子について
オーディオ構成に基づいて音声データの入出力端子の有無を確認します。
デジタル入力について
- USB端子
パソコンに繋ぎます。音質はパソコンのアプリケーションに依存します。おすすめはWindowsやLinuxではなくDaphileという音楽再生専門のOSです。Daphileは音像が一般のOSとは違い別次元の広がりを感じ取れます。 - 光デジタル端子
代表的な規格は**TOSLINK(トスリンク)で、1980年代に東芝が開発しました。この規格は、S/PDIF(Sony/Philips Digital Interface Format)プロトコルを利用しており、最大で24bit/96kHzの音声データを伝送とされています。近年では、ハイレゾ音源の伝送には帯域幅が不足する場合がありますが、一般的なステレオ音声やDolby Digital、DTSなどの圧縮オーディオフォーマットには十分対応可能ですが、製品のなかには24bit/192kHzの伝送が可能とされているものもあり、その場合は同軸デジタル端子と同じように使えます。 - 同軸デジタル端子
同軸デジタル接続は、同軸ケーブルを使用してデジタル音声信号を伝送する方式です。光デジタル接続と同様に、主にオーディオ機器やAV機器間の音声信号伝送に利用されますが、信号は電気信号として伝送されます。 同軸デジタル接続は、S/PDIF(Sony/Philips Digital Interface Format)プロトコルに基づいており、通常はRCA端子を使用します。この接続方式では、最大24bit/192kHzの音声データを伝送できるため、ハイレゾ音源にも対応可能です。
光デジタル端子と同軸デジタル端子に音質の差はありません。アナログ信号の場合はノイズが乗ると音質が少し悪くなることがありますが、デジタル信号にノイズが乗ると雑音に変わるか、きれいに聴こえるかのどちらかになります。地球の裏のサーバーの画像をブラウザで見ても、少しぼけて見えるこ事はありません。見えるか見えないかどちらかです。
アナログ出力について
アンプに接続するアナログ出力には2種類あります。
- アンバランス接続
RCA端子を使い中央ピンを信号(ホット)、外周のリング:をグラウンド(コールド)として2本で信号を伝える方式です。ノイズ耐性が低いため、長距離接続には向きません(一般的には5m以内が推奨)。 - バランス接続
XLR端子やTRSフォンコネクタを使い3本で信号を伝えます。外部からの電磁波などの影響を受けにくく、長距離の伝送でも音質の劣化を抑えることができます。
DACの性能を測るための測定結果を見ると、確かにバランス接続のほうがノイズが少ない結果になっています。しかし、現在では機器の性能が良く、ノイズがとても少ないので、接続の違いによるノイズの大小を人間の能力では感じとるのは難しいと思います。
ヘッドフォン出力について
DACの機能には含まれませんが、ヘッドフォン端子の有無について考えます。オーディオ構成全体での出力はスピーカーとヘッドフォンが必要とします。
DACとアンプがあればスピーカー出力はできます。ヘッドフォン出力をどうするか
- ヘッドフォンアンプを別に用意する。
- ヘッドフォン出力がおまけのDAC
- アンプの出力がおまけのヘッドフォンアンプ
- ヘッドフォン出力アンプへの出力がどちらも良い複合機を用意する。
1と4はスピーカーとヘッドフォンのどちらの音質とも良くなるでしょうが、機器の価格が高くなります。2と3の場合はどちらかをメインに使って、サブのほうにこだわらない場合には購入費を抑えることができます。
購入するDACが決まるまで
Fosi Audio V3 Monoというアンプに合わせて使うDACを探します。このアンプは
- ボリュームがない
- 入力はXLRバランス入力とRCAアンバランス接続
- 12Vトリガー端子がない
という特徴があります。DACを選ぶのに
- リモコンががある
- ヘッドフォン端子がある
- XLRバランス出力がある
XLR端子は一度使ってみたいと思います。上でも書きましたが人の聴覚では違いが分からないと思いますし、ライブ会場などで長いケーブルを使う場合を除き、バランス接続のメリットは感じられないとは言われますが、Fosi Audio V3 MonoではRCAでのアンバランス入力はバランス信号に変換され、その変換回路によってほんの僅かですがノイズが乗るのでXLR接続を使います。
ヘッドフォンはほとんど使わないのでDACにヘッドフォン出力の付いたものを探すことにします。価格を考えると「ES9039Q2M」が使われているDACを探します。測定結果や評価はAUDIO SCIENCE REVIEWを頼りにします。
Amzazonで探すと条件に合うのはS.M.S.L DL200とS.M.S.L RAW-MDA1の2機種が見つかりました。ヘッドフォン端子が必要なければ、もっと多くの候補から選べるようになるようです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

