低価格で高音質!中華アンプとDACのASRの評価とその選び方
以前は中華アンプと呼ばれるものは低価格だけど音質は・・といったものが多く、あまりおすすめできる機器はなかったのですが、アンプのチップやDACのチップなどが集積化され、高機能化によって質の高い機器が増えました。私も思い切ってアンプとDACを購入しましたが、想像以上に音質が良いと感じています。
中華アンプが登場したころは、高価格なものでも1万円位でしたが、今では10万クラスになっています。といってもD級のデジタルアンプはA級のように天井知らずな値段にはなりません。20万円あれば最高級のアンプとDACを揃えることができます。しかし、そこまで出さなくても良い音質で楽しめるのではと考え、コストと評価のバランスを考慮し、できるだけ低コストで良いものを探してみようと思います。
以下の文章の中で評価をパーセントで表しているのはAUDIO SCIENCE REVIEWでの4段階の評価の内の最上評価の割合です。紹介している機器以外にもメーカーや使用しているパーツで推測すると良さそうに思える機種があるのですが、評価のないものは除外しました。
できるだけ低価格で音楽を楽しみたい
スピーカーの出力だけで音楽を楽しむなら選択肢が多くありました。ただ、ヘッドフォン端子を付けるとなると、どうしても価格が上がってしまいます。ヘッドフォン端子の有無それぞれの組み合わせで紹介します。
ヘッドフォン端子は必要ない場合の選択
- DAC:S.M.S.L SU-1
[最高評価83.2%] この価格帯では驚きの高評価。出力はRCA接続のみですが、XLR接続が音質が良いわけではなく、ノイズに強いだけです。DACとアンプをつなぐケーブルは1mもあればで十分なので、その距離においてノイズを考慮する必要はありません。我が家のDACとアンプで両接続を比較しましたが、ノイズはどちらも感じられませんでした。評価を見るとDACとしての性能は十分です。 - アンプ:Fosi Audio V3
[最高評価42.2%] こちらも価格を考えれば高評価。3.5ミリのプリアウトを利用しサブウーファーの接続が可能ですが、このプリアウトはボリュームに連動していない点に注意。オペアンプはおなじみのNE5523なので高音の伸びが足りないと感じたら変更するのも良いでしょう。
かなりの低コストでも高音質で音楽を楽しめるセットです。ウィークポイントはリモコンが無いこと、サブウーファーを繋げたときの音量調整です。
ヘッドフォンを使いたい!
- DAC:S.M.S.L DL100
[最高評価75.2%] DACの性能が十分でヘッドフォン出力も使用に耐えられる製品を探しました。DACにおまけのヘッドフォンアンプがついている感じのようで、スピーカーへの出力がメインでヘッドフォンはサブの扱いです。 - アンプ:Fosi Audio V3 Mono
[最高評価75.8%] D級アンプの弱点の高音の歪を補正する「PFFB (Post Filter Feedback)」採用製品。モノラルアンプなので2台必要。DACがバランス接続が可能なので同じく可能のFosi Audio V3 Monoを選びましたが、Fosi Audio V3を選び、コストを下げるのも良いと思います。
上記のアンプとDACを揃える金額で国内メーカの全ての機能の揃ったアンプ(ストリーマー・DAC・アンプの複合機)を購入できますが、あえてより信頼できるメーカーを選ばないのはDACの性能差によるものです。現在のS.M.S.LやToppingの評判の良いDACは「これ以上性能の上げる余地がない」と言われるほどの性能になっています。アンプに関しては音質の好みがあり、真空管アンプの暖かさが好きな人やデジタルアンプが好きな人など個人によってそれぞれに違う好みがあります。
しかし、DACに関してはデジタルデータをアナログに変換する際に正確性が求められるだけだと思います。この性能が劣っているとアンプの能力が高くても良い音にはなりません。DACの性能はできるだけ良いものを選ぶ必要があります。
WiiMでストリーミングサービスを使う
ストリーミングサービスを使うのにおすすめなのが「WiiM」です。
以前はメインのPCに音楽再生ソフトをインストールしUSB DACを使い音楽を再生していました。ドライバの種類や「ASIO」「WASAPI」などを試して楽しんでいたのですが、音楽再生の時間はあまり長くはありませんでした。Windowsや後に使い出すLinuxでも同じ状態で、フルデジタルのアンプを購入したものの置物のようになっていました。
ふとしたことで「Daphile」という音楽再生専用のOSがあることを知ります。無料で使えるこのOSを非力なPCにインストールし、CDをリッピングしたFlac音源を再生すると、今までとの違いは歴然でした。音の広がり、スピーカーの間に固まっていた音が壁に広がって聴こえるようになりました。大事なことは「ビットパーフェクト」出力であることを知りました。
音楽を聴く時間が増え、ストリーミングサービスを使うことにしました。音質は文句のつけようはありませんし数も膨大です。当初は「Apple Music」と「Daphile」のコンビで利用していましたが、再生機器がiPhoneになるためにすぐ充電の必要が出てしまいます。充電量の減りがあまりに早いので探したのが「WiiM」です。WiiMの仕組みは他と大きな違いはありませんが、優秀なのは「WiiM Home」アプリとそのアップデート頻度です。要望が多くあればアプリに反映され、バグ修正も繰り返し行われます。機種のファームウェアのアップデートも頻繁に自動で行われています。
高級品でなくてもサブウーファーを追加すると良い理由
昭和の時代には大きなスピーカーを含むオーディオセットがありました。その大きなスピーカの中で銘機のうちの1つ「NS-1000/M」を例にすると、広域用に3cm中域用に8.8cm、低域用に30cmのスピーカーを採用しています。レコードに収録されている音源を再生するには30cmのウーファーが必要だと分かります。
高音域は加齢と共に聞こえにくくなりますが、低音はほぼすべての人が聞こえます。低音には指向性が無いためにサブウーファーを2つ用意する必要がありません。低音を追加すると全体の雰囲気が大きく変わります。高価なサブウーファーがより性能が高いのは事実ですが、サブウーファーの有無による音質の差に比べると性能による音質の差はかなり小さくなります。
置き場所や置き方の工夫がいるのでなかなか評価されないサブウーファーですが、高音質化には大きな効果があります。小口径のスピーカーを使用している場合は、有無の違いで大きく音質が異なるサブウーファーの導入をおすすめします。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。


















