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スピーカーとバナナプラグとY端子と棒型端子

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長い間スピーカーとアンプのつなぎ方について気にすることなく生きてきました。

針金でもハンガーでも高級スピーカーケーブルでも電気が流れていれば同じ音がすると思っていたので、適当なバナナプラグと適当なスピーカーケーブルで音楽を聴ていました。

最近は音楽を聞くことが少なくなり、持っているCDをリッピングしたflacのデータも知らぬ間にどこかに消えていました。

部屋を模様替えしたときに、ふとスピーカーケーブルの銅色が気になってしまい、ケーブルを交換することに。

何でも同じだと思っている私はデザインを気に入った、ベルデンというメーカーの一番細くて安い白黒のケーブルを購入しました。

その時のお話です。

端子の接触について

古い銅色のスピーカーケーブルをバナナプラグから外し、ベルデンに交換したところ右側のスピーカーから音が鳴りません。

不思議に思いスピーカーケーブルとバナナプラグを付け直してみると今度は音が出ました。おかしなこともあるものだと思いながら試し聴きを終えて、その日は終わりました。

何日か経ってから音楽を聴こうとするも、また右のスピーカーから音が出ません。

どうなっているのとバナナプラグを触ると、スピーカーから音が鳴ったり消えたりします。接触がおかしくなっていたのでした。

そこで、接点復活剤をバナナプラグに綿棒を使い塗布し、ついでにアンプと左側のスピーカーも同じように清掃を行いました。

音を鳴らしてみると左右のスピーカーからちゃんと音が出ます。しかも、驚いたことに音が大きくなったように聴こえます。

そういえば、今使っているアンプのヘッドホン出力の音が気に入らなかったので、せっかく購入したヘッドホンを使わないでいたら、いざ使うとなった際にまともに音が出なくて、アンプの端子が壊れたと思ったことを思い出しました。

ヘッドホンの端子を見ると白い薄い膜がかかっているように見えます。接点復活剤で拭くとピカピカの輝きを取り戻し、アンプにつないで聴いてみると、音はしっかりと聴こえ、端子は壊れていませんでした。

スピーカーケーブルの接点の汚れで音質が劣化するとは予想外でした。今まではケーブルをはんだ付けまでするのを不思議に思っていましたが、はんだで繋いでしまえば接点が存在しなくなるので、時間と共に音質が劣化しなくなるのだと理解できた瞬間でした。

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バナナプラグ以外の接続方法を探す

私が使っていたような安いものでないなら、バナナプラグでも音質の経年劣化がないのかもしれませんが、高いものを買うつもりもないので、他の方法を考えることに。

端子を使わないで、ケーブルを直接つなげたら良いのではと思い、スピーカーとアンプをスピーカーケーブルだけでつないでみると、解像度の高い、スッキリとした気持ちの良い音がスピーカーから鳴るようになりました。

今までなぜ気がつかなかったのだろうと思いながら音を聴ていたのですが、同時にバナナプラグの表面の汚れのせいで劣化するのと同じく、ケーブルの被覆を向いた部分も劣化するのではと疑問がわきます。

昔のテレビのアンテナ線もさきっちょは錆びて真っ黒でした。

Y端子と赤い絶縁キャップ

いつものようにネットで調べてみると、すずメッキの圧着端子を使えば良いようです。高級なパーツを使わなくても、電気用の接続端子を使うことで、音質の劣化を防げるようです。

大した費用でないのなら実行あるのみ。

アンプとスピーカー用に8mmのものを、ツイーターの組端子用に3.5mmのY端子を購入します。

工具とスピーカーケーブル

端子をかしめる工具、スピーカーケーブルの被覆を簡単に取り除く工具も合わせて買いました。

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Y端子のつながらないPMA-60

どちらの工具もさすがは日本製で、そこまで高価なものでない家庭用のものですが、とても作業がはかどります。被覆剥きのほうはAmazonのレビューでもあったようにかしめは全く使えません。にぎるとかしめられそうなのですが、力が逃げてしまい、かしめることはできませんでした。

すべてのケーブルに接続端子を取り付け、配線をしようとアンプの裏を見るとDENON PMA-60のスピーカー端子はプラスチックのカバーが端子の根本にあり、Y端子を使っての接続ができませんでした。

再度バナナプラグを使ってみると

何か代わりに使える接続端子を探そうと思い、とりあえず机の上にあったバナナプラグを使うことにしたのですが、鳴らした音にびっくりしました。

まず、高音が出ません。ツイーターの接続を間違えているのかと思い、耳をツイーターに近づけるとシャンシャンと音はなっているのが確認でき、繋がってはいたのですが、ケーブル直に比べると明らかに高音の音が小さくなっています。

さらに、低音の高い所あたりの音が強く出ていて、低音全体が強調されています。強調されて聴こえるせいか低音が濁っています。でサブウーハーの繋がり方が不自然で、はっきり言って不快です。

ずっとバナナプラグを使った音を聴いてたはずなのに、人間の感覚はいい加減なものです。

棒端子

バナナプラグでもケーブル直でもない繋ぎ方を調べると、棒形端子というものがあるらしく、通常はスピーカーケーブルを指す穴に端子の棒の部分を刺して使えるようなので、近所のホームセンターで購入してきました。

バナナプラグから棒形端子に変更したところ、スピーカーケーブルだけで繋いでいたような音に戻ったので一安心です。

電気が流れれば何でも同じだと、長い間信じていたのですが、経年による劣化には考えが及びませんでした。これでたまに端子を磨けば音質が極度に悪くなることはないように思います。

最後までお読みくださり、誠にありがとうございます。

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このブログを書いている人

管理者 ほんだ

数多くあるブログの中で、このページをお読みくださりありがとうございます。このブログは、炭火で美味しいものを作ることを中心に、日々の趣味についてを文章にすることで、WordPressを使ってのWebページ作成を忘れないようにしています。熱帯魚の世話や野菜の栽培、Linuxについて興味のあることを、つたない文章で綴っています。兵庫県在住です。