ラムズホーン導入で変わる水槽管理と苔対策の記録
ネオンテトラを飼うためにホームセンターを訪れた際、水槽にいた石巻貝の動きが可愛らしく、2匹を購入しました。これまで水槽に付着する卵を嫌っていましたが、実際に見てみると気になりませんでした。しかし、石巻貝は淡水環境で繁殖できないため、増える種類の貝を試してみたいという興味が生まれました。
そこで目をつけたのが、ラムズホーン(インドヒラマキガイ)です。この貝は弱酸性の水質でも飼育が可能で、さらに繁殖力が高いといわれています。
ラムズホーンを選んだ理由
我が家では、以前からビオトープでミナミヌマエビを飼育しており、捕食者がいない環境だとエビは驚くほど増えることを体感しています。そのため、同様に繁殖力が強いラムズホーンでも増えることにそれほど抵抗がないと思いました。また、ミナミヌマエビは水槽のガラス面の苔を食べないため、苔の掃除は手間がかかっていましたが、ラムズホーンは苔を食べてくれると聞き、飼育に興味を持ちました。
飼育開始と水槽の環境
アマゾンで購入したレッドラムズホーンを10匹、水槽に導入しました。今回の飼育観察は次の2点を主にします。
- 弱酸性の環境でラムズホーンの増え方
- コケ取り能力はどの程度か
我が家の水槽は、ろ材を軽石に変更したことでpH 6.5程度の弱酸性環境になっています。この環境がラムズホーンにどのような影響を与えるのかを観察していきます。
飼育環境の工夫
ラムズホーンは繁殖力が強いとはいえ、飼育環境に影響を受けやすいため、水質管理をしっかりと行う必要があります。弱酸性の水であまり繁殖しないという情報もあるため、バランスの取れた環境を維持するために次の点に気を付けます。
- 水換えの頻度:水質が悪化しないよう週に2回(3分の1)の水換え。
- pHの安定化:軽石によるpHの変化に注意し、一定の範囲を保つ。
- 苔の発生状況:ラムズホーンが苔をどの程度除去できるか観察する。
最初に水槽に入れてから一月経って
PHは7.0から6.5の間を行き来している我が家の水槽ですが、一月間経ってのラムズホーンたちの様子です。最初から白っぽくなっていた個体は長生きはできなかったのですが、色のしっかりした個体は元気にしています。卵はほぼ全てをアヌビアス・ナナの葉に生んでいるようで、ガラスはきれいな状態です。弱酸性に傾いている水槽では、それほど増殖しないとの話があり、最初の数週間はラムズホーンの稚貝を見ることがなかったので、話の通り増えないのかと思っていました。
しかし、一月経った頃から稚貝が目立ち始め現在では、30匹くらいはいるように見えます。これがすべて大きく育つのか、弱酸性だと大きくならないかが分かるのには、しばらくの時間が必要のようです。流木とコリドラスの隠れ家には苔が付いていません。アヌビアス・ナナとミクロソリウムの葉も苔のない状態です。ただし、ヤマトヌマエビが10匹同居しているので、全てがラムズホーンの力では無いと思います。
ガラス面の苔については、張り付いて進んだ部分の苔は無くなりますが、それ以外の部分がほとんどなので、人力で掃除をすることに変わりはありません。最も効果があると思うのは、ウォーターフェザーに苔が無いことです。今までは細かい水草を育てても黒い苔に覆われていましたが、苔の食害は無いようですし、苔のない姿はきれいです。
ラムズホーンは底砂を清潔に保つ
ラムズホーンを飼育してから大きく変わったのは底砂の汚れ方です。いままではセラミックの底砂を2ヶ月間おきに洗っていました。底砂を洗うと苔の色と汚れとで水が真っ黒に変わるほど汚れていまいたが、ラムズホーンを飼育してからは、水が苔の緑色が薄く付くだけでほとんど汚れがありません。
飼育前の底砂を洗うと汚れの匂いも気になるほどで、コリドラスのためを考えると、なんとかしてやりたいと思っていたのですが、ラムズホーンのおかげで清潔に保てるようになりました。
数が爆発的に増えるという意見や、そこまで増えないという意見があり、どちらの意見が正しいのかと思っていたのですが、我が家ではすごい勢いで増えました。あまりにも増えるので屋外のビオトープに移したりして数を減らしています。
加えて、水槽内の苔がほとんどなくなりました。ミクロソリウムとアヌビアスナナが汚れることなく、いつも綺麗なのはヤマトヌマエビではなく、ラムズホーンのおかげだと思います。緑色に染まっていた流木やトンネル状のオブジェにも苔がありません。
ラムズホーンはコケ対策と底砂の衛生に大きな効果がありました。しかし、とても速い速度で増えることも分かりました。
増殖するラムズホーン
ミナミヌマエビ並に増えるラムズホーンを見て、何を食べてそんなに増えるのかと思いましたが、卵の数も同じく増えるので、水槽の見た目が良くなくなります。アヌビアスナナに空いてる場所がないほど卵を生むので、気にすると気味が悪くなります。
ラムズホーンが増えすぎると室外のトロ船ビオトープに移していましたが、それも限界があります。しばらくの間思案した結果、ラムズーホーンは室内の水槽から全て室外に移すことにしました。全てを移すのはスネール並に困難かと予想しましたが、そうでもなく、卵を生む前に見つけて移動させていると水槽のラムズホーンはいなくなりました。
今回わかったのは弱酸性でもラムズホーンは増えると言う事と、ミナミヌマエビ並みに増えることです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
