七輪で作る石焼き芋を甘く仕上げるコツと焼き方について
石焼き芋を七輪で作りました。できるだけ甘くするにはどうしたら良いのか調べて実際に確かめてみました。七輪を使わないとできないと言うわけではないですが、石焼き芋を焼くには長時間の過熱が必要になるので、他の物を調理したついでに、七輪を使えば省エネにも役立つと思います。
また、炭火はガスと違って燃焼時に水分が出ませんので、新いも太郎のように穴の開いた石焼き芋器を使用するのに向いていると思います。初めて作ったときは周りが焦げてしまいましたが、何度か試作をした結果、思うようにできた作り方を紹介します。
太いさつまいもを選ぶ
今回紹介する石焼き芋の焼き方は
- 鍋が熱くなります。耐熱手袋を用意しましょう。
- さつまいもは太めの物を使いましょう。
- 七輪に半分ほどの炭を入れましょう。
- 焼くときの火力は空気孔を完全に締めて最弱にしましょう。
- 焼く時間は2時間です。
さつまいもを甘く焼き上げるには適正な時間で長時間の過熱が必要になるようです。細いさつまいもだと水分が飛びすぎてしまい、1時間ほどの過熱が限界でした。(1時間でもおいしい石焼き芋でした。)2時間の加熱で甘みを強くしようとすると太めのさつまいもが向いているようです。今回使うさつまいもは紅はるかです。

新いも太郎を加熱する
石焼き芋を焼く方法を調べていると興味深いネーミングの焼きいも鍋を見つけました。それが池永鉄工新いも太郎です。新いも太郎は鋳鉄製で直径は26cm、重量は4.1kgです。直径が22cmのいも次郎もあります。

内側は下の写真のようになっていて、内側に中心から放射線状に高くなっている部分があり、石を使わずに石焼き芋が焼けるようになっています。中心部に穴が空いているのが特徴で、ここから熱が入り蒸し焼きにできるそうです。

七輪に炭をおこし、調理をする用意をします。炭の量は3分の1〜半分ほど入れます。新いも太郎は石を使わないで芋を焼けますが、今回はキャプテンスタッグ 石焼きいも用石を使用して焼きます。石を敷いて、七輪の給気口を4分の1ほど開けた状態で、蓋をした15分〜20分間新いも太郎を加熱します。石を使わない場合は予熱の必要はありません。

このとき石は乾いたものを使います。濡れているとなかなか石が乾かなくて、全体の熱が上がりません。蓋をして加熱をしている時に石が爆ぜる場合は、火力が強すぎるので炭を減らしましょう。
さつまいもを回転させながら2時間焼く
予熱が終わるとさつまいもを石の上に並べます。

間違えないさつまいもの回転方法
2時間かけて焼きいもを焼く間に15分毎にさつまいもを回転させるのですが、90度ずつ回そうとするとどちらの方向に回すのかわからなくなってしまいました。そこで15分後に180度、30分後に90度、45分後に180度回転させます。この方法だとどちらの方向に回しても1時間後に全面を15分間焼くことができます。2時間焼くのでこれを2セット行います。
15分後のさつまいもの様子
焼き始めから15分経ったさつまいもの様子です。見た目では焼けているようには見えません。火力が弱すぎるのかと心配になりますが、これで構いません。

この時に焦げたり焼色がついているようだと、火力が強すぎます。吸気口が閉まっているか確認をし、閉まっていれば炭を減らしましょう。石焼き芋は思っているより弱火でできました。強い火力で焼くと2時間後には周りが炭化してしまいます。
できあがり
さつまいもを15分おきに回転させて2時間経ったものがこちらです。さつまいもの表面は糖分が飴のようになって溢れています。石にも糖分が流れ出て焦げています。さつまいもの表面に石が張り付いていてなかなか取れませんが、熱くて危険なのである程度冷めてから取ったほうが安全です。手に取って見ると柔らかくなっていて体積が減っているように思いました。

食べてみると甘さとやわらかさに驚きました。ただ焼きいもというより、さつまいもを使ったお菓子のような味わいです。これは焼きいもではない!と思われる方は、もう少し強火で焼き時間を1時間にするとさつまいもの感触が残ると思います。
新いも太郎と石の後片付け
使い終わった新いも太郎は、洗剤を使わずにお湯とスポンジで洗うのが良いそうです。洗った後は新いも太郎を火にかけて水分を蒸発させましょう。水分が残っているとサビが発生します。さつまいもから出た糖分で黒く汚れた部分はきれいに取ることが難しいです。あまりひどい場合はバーナーで焼けば取れますが、私は気にせずに使っています。石に糖分が絡みついて取れない場合は、普通の鍋に石を入れて熱湯にしばらく漬ければ汚れは取れるようです。
最後に
石焼き芋が余ったら、ラップで包み冷蔵庫で保存できます。甘く柔らかくなった石焼き芋は冷凍庫で凍らせるとシャーベットのように食べられるそうです。別の料理で火をおこしたついでに石焼き芋を作って保存し、おやつにするのも良いかもしれません。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。













