水槽エアレーション徹底解説!静音・高性能ポンプの選び方
水草水槽は照明と二酸化炭素が供給される昼間に光合成により大量の酸素が水中に供給されます。夜間だけエアレーションをする方もいらっしゃるようですが、基本的にはエアレーションは必要がないようです。
コリドラス水槽などで水草が植えられない場合や、生体飼育がメインで水草を植えない場合はエアレーションは必須になります。エアポンプを使わずとも、水面が揺れれば水中に酸素は供給されるので、外部式フィルターの排水口を工夫したり、外掛けフィルターの落水距離を長くすることで十分なエアレーションは可能です。
ここでは諸事情でエアポンプをとエアストーンを使ったエアレーションをする場合に、環境にあった製品の選び方を考えます。
エアポンプ
水槽にどのくらいの空気を入れたいと考えるかで必要なポンプの性能が決まりますが、ここで表すリットル単位の数字は、エアポンプが排出する1分あたりの空気の量になります。
- できるだけ静音性に優れたものを選ぶ。
- 必要な排出量がわからない場合は調節機能が付いたエアポンプを選ぶ。
水槽に必要な空気の量がわからない場合は「水作 水心 SSPP-3S」をおすすめします。このエアポンプは最大で1.7リットルの排出量で、大きな特徴として排出量の調整ができます。我が家の水槽では油膜を発生させないためにこのエアポンプを利用しており、かなり出力を絞って使っています。おそらく0.5リットル未満で使っていて、ほとんど動作音がありません。ただ、全力で動かした場合はエアポンプの振動と音は気になります。絞って使えばとても静かに使えるエアポンプです。
2リットルを超える排出量が必要な場合は「ジェックス サイレントフォース」がおすすめです。このエアポンプの特徴は動作音がほとんど無い点です。エアポンプの動作部分が2箇所あり、お互いに振動を打ち消す構造になっているので、振動や音がほぼありません。実際に使ってみると上にものを置いて動作させても共鳴することない、よくできたエアポンプです。
どちらのエアポンプも長く使うと性能が下がるのでパーツの買い替えを推奨しています。新しく買い換えるより駆動部分やフィルターを変えればランニングコストは安く抑えられます。
エアストーン
エアストーンを選ぶには音と飛沫の問題について考えます。
- エアポンプの排出量が大きさに合わせてエアストーンの大きさを変える。
- いぶきエアストーンは高品質なので長く使える。
- 2個用意して交互に使えば長期間の性能維持が可能。
ポンプと同じくらいかそれ以上の割合で音がでるのがエアストーンです。エアストーンから空気が噴出る際に出る音と、水面で気泡が割れる音の2種類の音が発生します。穴が大きいと気泡が大きくなるので、水面で気泡が弾ける音が大きくなります。なので、小さい気泡を出して水面の音を小さく抑えながら、噴出する音も小さくするためには穴の小さいかつ穴の多いエアストーンが必要になります。
市販されているいぶきエアストーンには#100、#150、#180の気泡の大きさの製品があり、数字が大きくなるに連れて気泡の大きさが小さくなります。価格は上がりますが、目の細かいエアストーンにすると気泡の弾ける音が小さくなります。排出量が大きいエアポンプに小さいエアストーンを使うと、エアーが小さくならなず、空気の噴出音がうるさくなります。排出量が多くなればそれに合わせて大きなエアストーンを選びます。
エアストーンの洗浄
有名な「いぶきエアストーン」はまめに清掃をしながら使えば、何年経っても崩れることなく同じ大きさの気泡が出ます。掃除方法は塩素系漂白剤と水を1:1の割合で混ぜたものに24時間以上漬け、水道水で洗浄した後に自然乾燥させます。アクアリウムを趣味にすると塩素系漂白剤をよく使いますが、100円ショップやホームセンターに低価格の商品が売られています。
エアストーンの位置
エアレーションの目的は水中に酸素を溶かすことです。エアストーンから出る空気中の酸素が水面に到達するまでに水中に溶けると思いきや、水面に到達した後に水面を揺らしたり気泡が弾ける時に、より多くの酸素を水中に取り込むそうです。
なので、エアストーンの位置は底に置いても、水面から10cmでもエアレーションの効果に違いがありません。しかし、エアレーションの音以外に考慮する必要があるのはエアレーションによって生じる「しぶき」です。水ハネが水槽外に飛んでしまったり、ガラスに跳ねることで水中のカルシウムなどがガラスに白くこびりつきます。

飛沫を抑えるために、ペットボトルを半分に切った物の中にエアストーンを吊るして、飛沫を飛ばないようにしする方法を考えたりしましたが、見た目があまり良くないので、現在はエアストーンを水槽の中心部分の底に置き、飛沫がガラスにかからないようにしています。ちなみに、画像中の黒いエアチューブは次項で取り上げる「シリコンタイプ」のエアチューブです。
エアチューブ
- 近年は黒色の製品も売られるようになる。
- シリコン性のエアチューブは変質することがなく丈夫。
少し値段が上がりますがシリコン製を選びます。苔がつかずに、同じ柔らかさで使い続けらけます。黒色でシリコン製のチューブを探すと「シリコンタイプ」が見つかりますが、この材質は「高重合塩化ビニル」なので注意して下さい。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。


