[CO2添加]アズートルネードCO2リアクターレビュー[使用不能まで]
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プラティが増えた水槽の不要な栄養を水草に吸収させようと、二酸化炭素を水槽に添加することにしました。
二酸化炭素を生成するharudesignの機器は問題がなく、現在も安定して動作していますが、問題があったのは水槽に放出する部分、ディフューザーと呼ばれるパーツでした。
二酸化炭素添加セットについていたディフューザーは品質の良いもので、細かい二酸化炭素が水槽を漂う良いものでしたが、我が家の、餌を大量に入れるプラティ水槽ではすぐコケまみれになりました。
二酸化炭素の出方がおかしくなるとハイターで洗浄していましたが、苔の生えた見た目や、頻繁な洗浄の手間が嫌になり、他に方法がないか調べました。

外部式フィルターのホースに二酸化炭素を入れる、インライン化と呼ばれる方法があることを知りました。商品を購入してインラインでの添加を試みるも、こちらにも問題があり、はじめのセラミックストーンがきれいな状態では二酸化炭素の添加に問題はないのですが、汚れがついてくると気泡が大きくなってほとんどが水に溶けなくなってしまいます。
何種類か購入してみたのですがセラミックストーンが詰まって、洗浄を繰り返す必要があり、最終的には洗っても回復しなくなると交換しなければなりません。
プラティは大食漢で数も多いので水の汚れるスピードも早く、そのたびに外部式フィルターを止めてホースから外して洗っていましたが、水槽内部に設置したほうが楽だと分かり、もとのディフューザーに戻ったのでした。
アズートルネードCO2リアクターを購入する

アズートルネードCO2リアクターという商品はインラインで使用でき、セラミックストーンを使用していないので詰まる心配が無いという理想的な商品なのですが、購入に踏み切れなかった理由が2つありました。
- 流量が低下する
- 動作音がうるさい
流量の低下について
流量が低下することへの心配というよりも、エーハイム2213とサブフィルター2213をつなげて使っているので、すでに流量が下がっている状態で、トルネードCO2リアクターのプロペラが回ってくれるのかが心配でした。
使ってみないと分からないと、思い切って購入したトルネードCO2リアクターでしたが、私の環境でもちゃんと回って二酸化炭素を溶解してくれています。
音について
確かに接続したままで使い始めると、ボコボコと音がしますが、空気を容器から抜くと音はなくなります。このトルネードCO2リアクターは下でも述べますが、構造上空気が容器に留まりやすくなっているので、セッティングして通水したあとで空気を容器から抜く必要があります。
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冬の味覚ポイント高還元カニ特集 【期間限定】ダブルポイント祭りトルネードCO2リアクターを使う際の注意点
実際に使ってみると騒音もなく、二酸化炭素の溶解率も極めて高いことが分かりましたが、気がついた点をいくつか述べたいと思います。
12/16のホース専用
12/16のホース専用で、口径変換用のパーツは付属していません。大きめの外部式フィルターで使用されているホースには口径が合いませんのでご注意を!
空気を抜いて使う
容器に二酸化炭素を入れて、水流によって回されたプロペラで水をかき混ぜることで、二酸化炭素を溶解させる仕組みなので、容器の上部に空気の溜まりやすい構造になっています。
掃除などで一度ばらして組み立て後は空気を容器を抜く必要があります。空気をそのままにしていると騒音や二酸化炭素が水槽の水に溶け込まない不具合を起こします。
説明書では空気が無くなるまで待てと書いてありますが、外部式フィルターを動かした状態でトルネードCO2リアクターを逆さまにするとあっという間に空気は抜けます。
はじめにトルネードCO2リアクターの設置場所を決める時に、外部式フィルターを動かした状態で逆さまにできるかどうかを確認しておくことをお勧めします。
逆流防止弁の使用

トルネードCO2リアクターの二酸化炭素の注入口は逆流防止の機構が付いていません。
掃除のためにチューブを外すと水漏れしてしまうので上の画像のように逆流防止弁(赤いパーツ)を付けておけば後々便利です。
その上の銀色のパーツは、チューブを差し込めばロックされ、灰色の部分を押し込むとロックが外れるので大変便利なのですが逆流防止弁として売られているにも関わらず、肝心の逆流防止が機能しません。なので別に逆流防止弁をつける必要がありました。
二酸化炭素の溶解率と溶解量
確かに溶解率は100%ですがいくらでも二酸化炭素が水に溶け込む訳ではありません。
大量の二酸化酸素を送り込むと容器の上部に貯まり、容器の中のパイプの下の限界まで貯まると外に排出されます。
試したところ私の環境で1秒あたり1滴で貯まることなく動作していましたが、2滴にすると容器の上部に二酸化炭素が貯まり、量が少しずつ増えていました。
プロペラの部分が二酸化炭素だけになると溶解率がかなり下がるはずなので、貯まらなないように二酸化炭素の量を調節する必要があります。
プロペラの回転数が上がると溶解量も増えると思いますが、実際ににどのくらい変わるのかはわかりません。
私が見た口コミの中に1秒3滴を添加すると溶解せずにあふれたので使い物にならないというものがありましたが、セラミックディフーザーで水槽内に添加した場合、二酸化炭素の殆どは水には溶けず水面に達して大気中に逃げてしまいます。しかし、トルネードCO2リアクターの場合は1秒1滴が100%溶解するので、おそらくトルネードCO2リアクターを使用した1秒1滴のほうが溶解量は多いのではないかと思います。
結論としてはもっと早く買っておけばよかったと思う商品でしたが、長く使ってみないとわからないところもあると思うので、何かあれば追記しようと思います。
(追記)流量の低下によるろ過能力の変化について
アズートルネードCO2リアクターを導入してから3日ほど経つと、水槽にコケが増え始めました。緑色のふさふさしたコケが水草の成長していない部分、底砂など至る箇所に生え始めました。
当然、アズートルネードCO2リアクターが悪いわけではなくて、流量の低下によってろ過能力が下がった結果だと思われます。
思いつく対策としてはアズートルネードCO2リアクターの使用をやめる、サブフィルターを外す、メインフィルターの能力を上げるのいずれかですが、プラティー過密水槽のろ過能力が足りてないとの思いがあったので、エーハイム2213を2215に変更することにしました。
10ヶ月間で使用不能に
Amazon社に 2023年1月27日に注文したCO2リアクター同じ年の11月下旬で使えなくなりました。
製品全体がプラスチックでできているために、水流によって回転する部分とパイプが常に接触していて、その箇所が摩耗していくのが清掃のたびにわかります。
最後にはパイプが薄くなってヒビが入っていており、ここが割れて使えなくなるなと思っていました。
しかし、別の箇所が原因で使用不可になることに。
いつのように清掃のために分解すると、今までは爪楊枝を使わないと外れないゴムのパッキンが勝手に外れました。
珍しいこともあるものだと思って、組み立てようとするとパッキンがきちんと入りません。おそらく伸びて大きくなっているようです。
パッキンがはまらないくらい大丈夫だろうと思い、組み立てて試してみたものの水漏れがします。何度かパッキンを入れようとしましたがパッキンの内側が溝に入りませし水漏れも止まりません。
パイプが割れて使えなくなるだろうとは予想していましたが、パッキンが原因で使えなくなりました。運が悪かったのだと思いますが10ヶ月間はちょっと短く感じます。
CO2リアクターを外して外部フィルターを動かすと、明らかに水流が増しています。再度このCO2リアクターを購入するか、別のものを使うか、CO2リアクターが良い製品だっただけに悩ましいです。
最後までお読みくださり、誠にありがとうございます。
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