WiiMのEQとAutoEqでヘッドフォンを最適化。買い替えずに高音質へ
アナログイコライザーと違いデジタルイコライザーは音質の劣化原因にはなりません。低音を持ち上げたり高音を調整することで好みの音質に調整するのにデジタルイコライザーは便利です。
また、ヘッドフォンはスピーカーと違いイコライザーによる音質補正が簡単です。スピーカーの場合はスピーカ自体の特性以外に、部屋による反響などを測定する必要があります。ヘッドフォンはヘッドフォンが持つ特性のみを考慮すれば良いからです。
ヘッドフォン固有の特性をWiiM Homeアプリのデジタルイコライザー(EQ)で補正し、理想的な音響特性を実現する方法を紹介します。

ヘッドフォンの音響補正データを取得する
多くのヘッドフォンの補正用データが揃っているAutoEqへアクセスします。

検索窓に補正したいヘッドフォンの名前を入力します。今回はAKG K702を例に作業を続けます。ヘッドフォンのデータがある場合は下の画像のように、周波数特性のグラフと3バンド簡易イコライザーの推奨設定が表示されます。今回は最下部のSelect equalizer appの項目を利用します。

Select equalizer appの項目からEqualizerAPO ParametricEqを選ぶと10バンドのEQデータが表示されます。このデータをWiiM HomeアプリのEQに適応させます。

WiiM Homeアプリのイコライザーにデータを入力する
WiiM HomeアプリのEQでパラメトリックEQタブを選択します。10バンドのEQが用意されているので、AutoEqのデータをそのまま入力します。このときにFilter Typeの記述は下の対応表のとおりです。
| AutoEq | Low-shelf | Peaking | High-shelf |
| WiiM Home | LS | PK | HS |

入力が終わると名前をつけてイコライザーデータを保存します。
実際に音楽を聴いてみると
AutoEqのEQデータを使った状態で普段からよく聴く曲を再生すると以前との明らかな違いに違和感はあります。低音域をかなり持ち上げているので以前より低い音が強く出ているのが聞き取れる程度です。
しかし、人の感覚はいい加減なので2回目からは初回にあった違和感もなくなり、なるほどこれが補正された音の鳴り方なのかと思えます。以前より音源による得手不得手の差が無くなり、どのジャンルでも聴きやすくなっています。
開放型のヘッドフォンが好きで、手頃な価格のAKG K702を購入したのですが、K702を元にしたK712 PROというヘッドフォンに買い替えようかと思っていました。K702にくらべてどのくらいK712 PROが良くなっているのか知りたいのと、スピーカーよりヘッドフォンのほうが音質がよく聞けるのではと思うようになったからです。
デジタルEQで補正ができる今となっては買い替えは考えなくなりました。AutoEqのデータを使って補正するなら、どちらも同じではないかと思うのです。実際に聴き比べないと結論は出ないでしょうが。
繰り返しになりますが、デジタルイコライザーは実装方法にもよりますが、少なくともWiiM Homeアプリのものは歪やノイズは感じられず、言われないとEQの効果が入っていることは分からないほど高性能です。お使いのヘッドフォンで理想的な音を鳴らせるかもしれない、デジタルイコライザーを一度お試しください。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
