プランターで紅心大根栽培・土の再生と間引き・虫害まで
何事も初めての試みは思うように行かないものです。最後には葉を虫に食べつくされた大根栽培のお話です。
目次
プランターの土の再利用方法について
庭に転がる今どきあまり見かけない黒いビニール袋。これはいちごの栽培に使った土に水を含ませて一ヶ月の間放置したものです。
買ってきた培養土の匂いを嗅いでも、あまりくさいと思いませんが、プランターで使い終わった土や山の土は独特の匂いがします。
今回紹介する土の再生方法では、土の匂いが消えて買ってきた土のようになります。また、ビニール袋をしっかり結んで酸素を遮断すること、黒いビニール袋を使って温度を上げることで、虫・虫の卵を死滅させます。また消毒もある程度はできるようです。栽培に使った後の土はミミズなどの生物が住み着いていて、古い根を取り除く作業のはずがミミズを救出する作業に変わってしまいましたが、その時の土の匂いは独特の匂いがしていました。

その原因が土中の細菌によるもので、殺菌をすることで連作障害の予防にもつながるらしいです。今回始めて試してみたので、連作障害の予防になりますとは言い切れないのですが、薬剤を使わない殺菌なので安心して試すことができます。労力は袋詰だけで、後は直射日光ができるだけ長い時間当たる場所に放置するだけです。土を袋詰するときに土は濡らしたほうが良いそうです、濡れた土を手にとって握ると塊になるように水を入れましたが、一ヶ月後にはほぼ乾いていました。
黒いビニール袋に入れて一ヶ月間放置したところ、匂いが無くなっていたので細菌類の数もかなり減っているのではないかと推測できます。野菜を栽培すると連作障害が起こることがあります。同じ野菜を同じ場所で栽培し続けると作量が減る現象です。
大根を植える土作りをする
再生した土を使ってプランターで大根を育てたいと思います。


- 再生した土
- マグァンプK中粒
- 腐葉土
- カキ殻石灰
リストにあるものを目分量で加えます。カキ殻石灰は無機石灰に比べると効き目は遅いけれど、極端にはアルカリ性には成らないようなので、少ないひとにぎり程度を加えます。そこに腐葉土と元肥を加えてよく混ぜます。

再生した土には大きな硬い塊があるので、作業用手袋をした手で潰す必要がありました。土を袋に入れる前にふるいにかければ良かったのでしょう、ふるいの必要性を感じなかったので枯れた根だけを捨ててそのまま袋に入れたのでした。
一度に必要な土を入れると全体をかき混ぜにくいので、一旦上の写真の量を入れてかき混ぜてから、下の写真の量に増やして、上部を混ぜてみました。袋に入れる前はベタッとした感じで独特な匂いのしていた土が、匂いがなくサラッとした土に生まれ変わったように思います。

この土に大根の種を植えようと思います。
本当はかぶを育てるつもりでした
直径が5cmの大きさになれば収穫できる小かぶなら、深さが20cmのプランターで育てられるとの情報を見て、近所のホームセンターに種を買いに出かけました。いちごしか栽培したことがないのですが、その経験から苗で売っているものは苗を買うことに決めています。しかし大根は性質上苗はなく、種で植えるものだそうです。
近所のホームセンターに行くと種売り場には数種類のかぶの種が売られていました。困ったことにかぶの種は多くの種類があり、どれを購入したら良いのか分かりません。秋に売っているのは秋植えの品種だと思うので、どれを選んでも問題は無いと思いますが決め手がないのです。
かぶと大根を間違える
今から考えると、病気に強い品種か背の低いプランターで育てやすいように小さい品種にすればよかったのです。その時私は何を考えたのか、中だけ赤いかぶなんてあるのかと感心して「紅心大根」という名前の種を買ってしまいました。
大きく「大根」と書いてあるのに。
かぶの種類がたくさんあってその横に丸い大根を置くなんて罠のようです。見た目はまん丸で8cmの大きさに成長すると、収穫ができるらしいのでかぶより少し大きいくらいだから問題なし!と勝手に考えてみました。
深さ30cmのプランターが必要?
5cmのかぶと8cmの大根を間違えたくらいで、なぜそんなに狼狽えるのかとお思いでしょうが、それには訳があります。8cmの大きさならたいしてかぶと変わらない生育環境で良いだろうと思っては見たのですが、やはりプランターの深さはどのくらい必要かを調べないと行けないと思い直し、調べることに。
調べた結果は、私が見たサイトのすべてがプランターの深さは最低30cmと書いていました。5cmのかぶは安物のプランターで育てられるのに8cmの大根は最低30cmの深さが必要とは、意味が分かりません。かぶの種を買い直すか、思い切ってプランターを買うかしばらく考えて答えを出しました。
背の低いプランターで試してみる決心
高さ20cmのプランターで紅心大根が育つか試してみることにします。大根が大きくならなかったら、大根の葉っぱを育てたと思うことにします。私が住んでいる所は田舎で、農協の施設に地元の方が農産物を持ち寄って販売しているところがあります。
そこに「抜き菜」とだけ書かれた大根を間引いた葉っぱが売られていて、見ると買うようにしています。大根の葉っぱはとても美味しくて栄養も豊富だそうです。大根はできないかもしれないけれど「抜き菜」は採れるだろうと考えました。
紅心大根の種をプランターに蒔く

先日用意したプランターの土にたっぷり水を含ませてから、直径5cm深さ2cm程度の穴を堀り、そこにだいたい5粒の種を蒔きます。種を蒔く距離は20cm以上開けないといけないので60cmのプランターだと3箇所、75cmだと4箇所に種を蒔きました。
蒔き終わったのですが、種が大量に余ってしまいました。種を保存しても忘れるか発芽しなくなるかだと思うので、葉っぱを育てて収穫するために残りの全部をプランターに蒔いてみました。うまく育ってくれると良いのですが、どうなる事やらと考えながらジョウロで水をやって作業は終了です。野菜の栽培は思ったより楽しいものです。
種蒔きから発芽まで
紅心大根は種を蒔いた2日目に発芽を始め、3日目にはほぼすべての種が発芽しました。5日目には双葉が大きく開き、高さも出てきたので1回目の間引きをすることにします。
1回目の間引き

一箇所に多めに種を蒔いているので画像のように上に伸びるスペースがないほどになっています。次回種を蒔くときは種と種の距離をもっと開けて蒔くほうが良いと感じました。
双葉の形が揃っているものを残して、形が悪いものを引き抜きました。まだ根が張っていないので簡単に抜けましたが、成長と共に根の張りも強くなると思うので、次回の間引きからは大事を取ってハサミで切り取ろうと思います。大根は根を育てる野菜なので、一度抜けてしまうとうまく成長できないらしいです。間引くときに残したい大根を道連れにしないように気をつけなければなりません。

一箇所に3本を残してそれ以外を間引きました。
2回めの間引き

2回めの間引きは本葉が2~3枚になった頃に行うらしいのですが、紅心大根の芽が高くなって、中には倒れるものが出てきたので、少し早いですが上の画像の状態で行いました。一箇所に2本を残すように成長の悪いものや、逆に成長の良すぎるものを取り除くらしいのですが、正直なところ基準がよくわかりません。あまりに近い場所に生えているものは取り除き、大根の芽の間隔がある程度開くように間引きました。
追肥と土寄せ

ひょろっと高く伸びていて、このままでは倒れてしまいそうなので「土寄せ」をしようと思います。土を大根の芽の周りに足すことで大根が成長する場所を作ります。
同時に追肥をすると良いそうなので、いちごに使っていた化学肥料を使います。このプラスチックで覆われた肥料は、徐々に肥料の成分が溶け出し3ヶ月間は追肥の必要がありません。いちごではたくさんの大きな果実ができたので、よく出来た肥料ではないかと思います。ただその時感じたのは、土の中に埋めないとアブラムシが寄ってきやすくなるのではという事です。この肥料を使うと、かぶや紅心大根なら一度の追肥で収穫まで持つので、素人にはわかりやすくて使いやすいです。

適当にパラパラと肥料をまいてから

プランターに土を足しました。大根の芽を折らないように土をプランターに入れて、芽がまっすぐ上を向くように土の調整をしてから、じょうろで水をたっぷり与えました。
すべての葉を虫に食べられる
それから数日後、水をやろうとすると葉の一部分を虫が食っていました。この時にはまだ農薬を使うことを躊躇っていたこともあり、「このくらいなら大丈夫だろう」と間違えた判断をしてしまいます。
その数日後に再度大根を見ると、葉っぱの芯を残して他はすべて食べられて無くなっていました。驚いたのと、虫の勢力の凄さに感心してしまい、写真を取り忘れてしまいました。間引いた葉をサラダで頂いただけの収穫でしたが、何も手を入れていない庭にはこれだけの虫がいるのかと分かったのでした。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

