3年目のそら豆栽培で学んだ失敗と成功のポイント
今年もそら豆を栽培します。近年はスーパーで売られているのを見ないため、自分で作っています。そら豆の栽培は3年連続になりますが、前回までは成功したとは言えない結果でした。
どちらの年も収穫はそこそこあり、大失敗というわけではありませんでしたが、最後は葉が食べられたり病気が出たので、最後まで収穫を続けることができませんでした。
1,2年目の反省と来年に向けて
- 1年目:プランターの容量が小さすぎて株を大きく育てられなかった。
- 2年目:日当たりを良くしようと庭の中央にプランターを置いたら、庭にいる虫に葉を食べられてしまった。
- 土のう袋を使う:土の量は約30リットル、設置場所を軒下にして雨がかかりにくくする。
- 庭の害虫を減らす:そら豆に農薬を使って害虫からの食害を防ぐのには限界があることがわかったため、庭全体に農薬を撒いて虫を減らすことにする。
水やりのコントロール
「土の表面が乾いたら水やりをする」という話をよく聞きます。植物の根が常に水に浸かっている状態にしてしまうと腐ってしまう場合があるため、一旦土が乾燥してから再度水分を与えるという考え方です。しかし、天候によっては(例えば少量の雨が降った場合など)土の表面だけが湿っていてプランターの下は乾燥していることもあります。こうしたことを防ぐには、雨を当てずに水やりを人の手で完全にコントロールすることが重要です。
必要以上の水を掛けないことで、プランター内の肥料分を外に流さないことや、雨による土の酸性化も防ぐことができます。
害虫対策について
長年放置していた我が家の庭にはさまざまな虫が生息していました。庭に関する管理権限は私にはなかったため何もしていませんでしたが、過去に大根を植えた際に葉をすべて食べられたことがありました。今年は春になる前に農薬を撒くことにしました。
効果はすぐに現れ、桃の木などの樹木につく虫がいなくなりました。液体の農薬を散布すればさらに効果が高いのでしょうが、近所への迷惑や人への影響を考えて粉末の農薬を使っています。粉末状の農薬なら飛散することがほぼなく、人への害も少ないと思います。
同じ農薬を使い続けると耐性ができるのか、1年に1回の使用なら耐性は考えなくても良いのかは調べても分かりませんでした。そのため、2種類の農薬を隔年で使用することにしています。
野菜用の農薬なので人への害が少ないと考えています。庭には食用の野菜は植えていないため、価格が安いものを選んでいますが、食用の植物を栽培している場合は法律で定められた使用方法を守る必要があります。
土の準備と苗の購入
11月初旬にそら豆の苗を購入し土のう袋を使い、苗の植え付けを行いました。

今年の春にそら豆の栽培が終わった後、土のう袋に残ったそら豆の根を取り出し、土の入った土のう袋をビニール袋に入れて庭に放置します。
- 土のう袋から土を出す
- そら豆の根を取り出す
- 土を土のう袋に戻す
- 土のう袋を黒いビニール袋に入れる(2重)
- 土のう袋の土に水をかけて湿らせる
- ビニール袋を閉じる
- 日光の当たる場所に放置する
夏の気温が40℃になることもある関西の夏を越した土は殺菌され、害虫は死滅します。消毒を終えた土は匂いがなくなり、サラサラとした状態になります。この土は豆類の連作障害が発生しません。
そら豆はアルカリ性の土壌を好むため石灰は必須です。おすすめはカキ殻石灰で、多すぎても害が出にくく、土に混ぜたその日に苗を植えられます。
今回はマグァンプKを使わずに「マイガーデンベジフル」という肥料を少量与えました。冬の間は成長を抑えるため肥料が不要だと思われがちですが、少量の肥料は必要になるようです。今後は「マイガーデンベジフル」と液体肥料を使ってみようと思います。
そら豆の苗はホームセンターで購入しますが、お店によって販売時期が異なるようです。11月のはじめに購入したものの、近年は気温が下がりにくく、早めに苗を植えると成長しすぎてしまう心配がありました。そら豆は大きく育ちすぎると低温に弱くなるため、あまり育ちすぎないように注意する必要があります。
では、育ちすぎたら失敗なのかというと、そうでもありません。成長点を切ることで対処可能です。春になると脇芽がいくらでも出てくるので、冬の間は根をしっかり育てることを優先します。寒さに負けない程度に茎を剪定し、春になってから出てくる茎のうち太いものを5本程度残し、それ以外は根元から切るようにしています。
苗の種類にはこだわりすぎなくても良いと思います。「たくさん収穫できます!」と謳っている苗もありますが、それは地植えの場合の話で、プランター栽培ではそれほど多くの収穫は期待できません。今年はプランター栽培に適した苗と、ノーブランドの安価な苗を購入しました。
3月末までのそら豆の世話
寒いうちは5日に1回程度の水やりと半月に1回液肥を与えました。前年に比べると茎の成長は抑制されたので、霜による被害の心配もなく順調に育ったように思います。マグァンプKを元肥として使わなかったのは正解のようで今までなかったくらいの太さの茎に育っています。
7株の苗のうち1株の調子がよくありません。どうも根が成長していないような、もしかすると食べられている感じがします。水やりは他の株と同じようにしても土が乾くのが遅いし、葉は下がったままで茎が成長しません。
他の株は順調に成長していますが、1月から花を咲かせた茎は実を付けないので根本から切り、新たに生えてくる茎に成長してもらいます。1株あたり5本の茎を残しそれ以外はハサミで切っています。畑での栽培の場合は土を盛って、新しい芽の成長を止めるようですが、プランターや土嚢袋の場合は多くの土をもることができないので、面倒ですがハサミを使って切るほうが確実です。

3月の初めに追肥を行いました。昨年までは肥料が足りなかったと思っていたので、今年はマイガーデンベジフルを小さくひとつかみ分を1株に撒きました。
4月以降のそら豆の栽培
4月の初旬に殺菌剤を散布しました。成長を阻害しないように薄く少量を散布した結果、毎年出ていた赤い点の感染病が今年は発症しませんでした。
7株植えたそら豆のうち2株の枝を切らずに放置してみました。畑で植えるそら豆はどんどん枝が成長するけれど、プランターの場合は根の量が少ないので、畑に比べて育たないという話を聞いたからでした。枝を切るのは枝の成長の栄養を実に回すことで見を大きくするためなので、昨年までは全て切っていました。
切らない枝がどうなったかというと、プランターにも関わらず倒れるほど伸び、実は大きくなりませんでした。プランターでも枝を切らないと実が育たないことが分かりました。
肥料の量、殺菌剤の量、枝を切る必要性などを3年かかってやっと分かったような気がします。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

